結婚式のお着物 マナーについて

結婚式 着物 マナー

式場に入る時

ハンカチなどを入れた小さなバッグ一つのみで式場内に入りますので、結婚式場に到着したら、まずはクロークで荷物を預かってもらってください。

風呂敷などを持参し、コートやショールなどを一つにまとめて預けるとより丁寧な印象になると思います。

食事の時の椅子の座り方

お着物で椅子に座る時は、深々と椅子の背に背中を付けて座りません。椅子の半分くらいの深さにすわり、背中と椅子の間にバッグを置きます。

お着物の場合はどんな場面でもそうです。”カジュアル着物にお太鼓”の時でしたら背もたれによりかかってもいいですが、フォーマルの場面では避けます。

また着崩れにもつながりますし、いくらお太鼓結びだからといってもやはり帯の崩れにも注意が必要です。振袖に締める帯ですと、飾り結びなどふっくらと豪華な結びになりますので、ぺちゃんこになったり形が変わってしまいますのでより意識して座りましょう。

物を取ったり拾ったり

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袖口や袂(たもと)に注意
式場では数人一緒のテーブルに着席しますが、テーブル場の物を取ったり同席者から何か渡してもらう際には、袖のたもとが食べ物に付かないよう意識します。利き手ではない方の手で袖口の下を軽く持ちながら受け取るとよいでしょう。

椅子に座りながら、物を落としてしまった・・・
そんな時お着物の場合は、椅子に座りながら拾うことはしません。一度立って、拾おうとする手側の袂を反対の手で持ちながら中腰の姿勢で取ることが大切です。

ナプキン

お着物の汚れは、当日帰ってきてから判明することが多々有ります。要注意です。

一番汚れやすい襟元にナプキンをはさみたいところですが、あまり上品な印象ではありません。
とくにこのようなフォーマルな場である結婚式の披露宴などは”帯のところに挟んだり、膝の上に置く”のがよいかと思います。やはり「膝の上にナプキンを置く」ことがより綺麗に見えますよ。

トイレ

お手洗いに行った場合ですが、便座に座る前に丁寧な動作が必要になります。
着物の身頃を一枚づつ表地からまくっていきます。それを帯締めのところにはさんでとめます。着崩れないように一枚ずつ丁寧に裾をめくっていってください。お袖は、膝の上にクロスしておきます。

振袖の場合袂が非常に長いのでとくに注意しましょう

階段ののぼりおり

どこでも今はエレベーターやエスカレータなどがありますが、どうしても階段を使わなければならない時があると思います。

階段を使う際は裾を踏まないようにと思いっきり足をあげてしまいますとふくらはぎがでて目立ってしまいます。上段に足を乗せる時反対側の足も少し浮かせるようにして、なるべくふくらはぎが出ないように心がけてください。

登る時は、右手の方に左前の着物を少しもって裾をきもち上げながら持ちます。どんなにお着物に慣れた方でも、このように手を添えておかないと、左前の裾に草履をひっかけやすく、裾からだんだん汚れてきてしまいます。

降りる時も必ず、太ももの辺りの前身頃をちょっとつまんでおりてください。汚れ防止にもなりますが、足が着物にひっかかってつまづかないようにという予防にもなります。

タクシー乗る時、降りる時

タクシーに乗る時ですが、
腰を下げてお尻の方からから入ります。お尻からシートに座ったら、両足を揃えてお尻中心でくるっと体を回して乗ります。
洋装の時と同じように頭から入ってしまわないようにしてくださいね。

もう一つ、できれば、タクシーの後ろの奥の席には座らないということです。これは、着崩れや帯の崩れ防止につながります。全員がお着物の時は仕方ありませんが、2、3人でタクシーに乗る場合、できることならば一番最後に、後から乗らしてもらうことをおすすめします。

また、タクシーの席上でも深く腰をかけて座らないようにします。シートベルトできるギリギリの浅さ(シートの半分くらい)に腰をかけ、帯の形が変形しないよう気をつけます。体が不安定でしたら、前のシートに手をかけるなどして工夫してください。

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