浴衣について

浴衣の着姿

体型と補正
浴衣の着姿はボディーラインを強調しない事が大切です。若い方は、より美しく浴衣を着たいと言う思いが強いと思います。その為には、体型を補正して着姿を美しく見せるのが着物姿です。

そのため、バストを豊かに見せるより、目立たない事が重要です。特に、胸の大きい方は凹凸をなくしストンとしたラインが必要です。万が一胸が帯の上に乗っているように見えるとふけて見えます。

時代劇のおばあさん役の方の着付けをみると必ず帯の上に胸が乗ってますね、そういう感じになると浴衣姿が台無しです。着物の着姿は洋服と違い体型をこけし型にしてそこに着物をまとうと考えていただけばわかりやすいと思います。

そう言うことからも補正は大変大切になります。

胸の大きい方はそういう意味で和装ブラジャーをしたり、わざわざ用意するのもと思われる方は、ワイヤーのないスポーツブラで代用できます。色。色は白とか肌色の肌に近い色を使います。 それでもバスト ウエスト ヒップの凹凸が目立つ時はタオルを横半分に折りウエストの一番細いところに巻き腰ひもで止めておきます。

その上から浴衣下を着てスッキリ整えます。
タオルを巻くと肥えて見えると心配になりそうですが着物の場合その方がスッキリ見えます。

私の場合は、和装ブラの上に脇からお腹まで晒しを巻いて押さえています。
浴衣を脱いだあとは、晒しがしっかり汗を吸っているのがわかります。

目だって胸が大きい方以外は、スポーツブラをつけるだけでいいでしょう。

浴衣の下着は何をつければいいか?

肌着 裾よけ ステテコ等がありますが、簡単にと思われる方は、浴衣下というワンピース型の下着ですと一枚ですみますので便利だと思います。この浴衣下は、他の普段着物などに使用できますので一枚あれば便利です。

浴衣

生地

透け感の無い生地
浴衣は着物より薄く、透け感があり単仕立てですので生地を選ぶ時は、透け感の無い生地を選ぶといいでしょう。

色味

色数が多いと一般的に子供っぽい印象になり、反対に少ないと落ち着いた雰囲気になります。

20代前後の方
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いろんな色柄の浴衣がありますので好みの柄を選ばれるといいと思います。
昔は、長く同じ浴衣を着たものですが最近は洋服のように今年の流行りの浴衣は等と言われて洋服感覚で浴衣を楽しむ方も増えてきています。

30代以後の方

色数を絞って落ち着いた雰囲気の浴衣、大人の女性として年齢にふさわしい物がおすすめです。
代表的な藍色は、落ち着いた色合いで引き締まって見えますので着やせ効果があります。
色物の場合は、帯は浴衣にある一色を選ぶのもいいでしょう。

白の浴衣は透けて(夜は光線の関係で)見える可能性がありますので鏡で確認しましょう。
その時は浴衣下でしたら膝辺りまでありますのでこれで大丈夫です。
無い場合は、裾よけかペチコートをはくといいでしょう。

透けて見えるのが嫌な場合は、透け感の無い浴衣を選ぶのもいいかもしれません。

透け感のある浴衣

涼やかな透け感のある浴衣を選びたいときは下着をきちっと着て装います。
ちょっとしたお出掛け着の浴衣の場合は、着物と同じように長襦袢を着ることになります。

浴衣を着る時期

一般的には7月中旬から8月末です。
(気温差の違いが大きい日本列島、又猛暑、冷夏などと変化がありますので一概には言えない事があります)

お祭りに着ることが多く、早ければ5月はじめの三社祭には浴衣を着ますし9月、10月のお祭りにも着ますので決められた時期はありませんがお祭りの時はいつでも着たらいいと思います。
一番よく着られるのは、7月末から8月末までよくある花火大会の時だと思います。

9月の夜は寒い日がありますので肌寒い日がありますのでその対策も必要です。肌着を一枚多く着ておくとか。

浴衣の手入れ

まず帰宅するとハンガーに掛け、風とうしの良い所で陰干しし汗を飛ばします。
後日にはきちんと畳んでおきます。
脱いでそのままにほっておくとシワができ、寝間着のようになりかねませんので次回着る事ができません。
浴衣の良さは糊がきいていてシャキット着るところですのでお手入れは大切です。

どうしてもたたみ方がわからにい時は、次回着るまでハンガーに掛けたままクローゼットにかけておくといいでしょう。
この方がシワになりにくいですので。
この場合もシーズンの終わりにはクリーニングに出しておき来年もきれいに着ることができるようにしておきます。
クリーニングから帰ってきた浴衣は、包装用のビニール袋から出して保存します。

着物は畳めばシワひとつ無いように仕立てられていますが、この時の畳み方がいい加減だと余分なシワができます。
(浴衣の畳み方を覚えましょう。着物は隅々をきちっと合わせて畳めばきれいにシワなく畳めるようになっています。折り目にそって畳んでいけば畳めるようになっています)

一回しか着ていなく特に目だった汚れがない場合は、そのたびに洗濯しなくてもいいと思います。
シーズンの終わりに一度クリーニングに出せばいいでしょう。

自宅で洗濯

泥はねは要注意

木綿の浴衣は普段お洗濯が好きで洗濯の慣れた方なら自宅でも洗えます。
洗濯に慣れていない方にはおすすめできません。

突然雨が降り泥はねができた時は、その場で出来れば、簡単にその場所だけをつまみ洗いしておきます。

帰宅後、その泥汚れのある時は、そこを中性洗剤でよくもみ洗いをします。

泥汚れはなかなか取れにくいのでクリーニングに出される方がいいかもしれません。

自宅で洗濯する場合は、既製品の場合は洗濯表示のラベルを必ず見ます。

特に色落ちする場合がありますので色落ち注意等とある場合はクリーニングに出します。

誂えられた場合は、浴衣の残布があればそれを洗ってみて色落ちを確認し、残布が無い場合は浴衣の一部を洗い(帯の下になり見えない部分)色落ちがないか確認してから洗濯します。

たらい(なければプラスチックの衣装箱等)に水と薄くした中性洗剤をいれそこにきれいに畳んだ浴衣を10分位をつけ軽く押し洗いをします。
あと水洗いを何回かして洗剤を落とします。
脱水は洗濯機で50秒ぐらいの超短めで水分を切ります。長くするとシワになります。

出来ればその後、白のバスタオルではさみ押さえて水分を切るといいでしょう。

あとは和装ハンガーか、袖までまっすぐに干せる物干し竿等で日陰に干します。

糊付けは糊が濃すぎてカチカチになってしまうことがありますので、初心の方は、この時点ではしない方がいいと思います。

完全に乾く前に当て布をしアイロンをかけます。

最近は色々改良され一見ポリエステルが入っているのが全然わからない素材があります。
ポリエステルが入っていれば溶ける場合がありますので、ラベルの温度を確認します。出来れば低い温度で試しながらアイロンをかけていくようにします。

この時にアイロン用スプレー糊を使われるといいと思います。

糊つけは何回か洗ってなれてから使用されるといいのではないでしょうか。

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