着物の半衿について

着物の衿合わせの角度について

留袖や訪問着などの「フォーマル着物」の衿合わせの角度ですが、これは90度くらいが基本です。
高い位置で衿合わせをすることで、引き締まった品のある印象に仕上げます。

紬や小紋など「普段着物」の衿合わせの角度は60度 少し低い位置で60度の角度で衿合わせをします。

若い人がお着物を着る時は、普段着物でも90度くらいの角度で 高い位置の衿合わせが、若々しい着姿になります。
舞妓さんの着姿をイメージしていただくと、、ぐっと襟合わせは非常に上になってますね。

年配の方の襟合わせの角度は60度で少し低い位置で合わせます

体型別 
ふくよかな人は下げめで少し角度を狭めるとすっきりした印象になります。
ほっそりした人は角度を広めにとると、豊かな印象になります。

ご自分にしっくりする角度を探すとよいでしょう。

着物 衿の汚れについて


半衿の汚れについて
皮脂、皮膚の汚れにはベンジンを使ってとる

本格的な汚れのばあいは、半衿をはずして洗う。
汚れの中でも種類がある
水溶性と油性でかわる
醤油、ジュース、コーヒー、お酒、などは水溶性なので、水でなじませて当て布に移してとる

油性はファンデーション、口紅、ケーキ、チョコなど。。。これはベンジンを使って汚れをぬく。
ベンジンを使う時に注意、大切なことすることは、特に色素について。果物や赤ワイン、お茶など色素を含む食品はシミになりやすいので、染抜きの作業をする。個人ですると生地をいためやすいので、難しいので、専門のお店、悉皆屋などに出したほうが無難。
絹などは小さな糸で練られてあるので、、半衿は塩瀬がほとんどです。何度もこすりますと、毛羽立ってきていたんでくる。何回もベンジンを使うと、着物の地色が薄くなってくる。そういうこともありますので、色素の強い汚れは専門店にだしましょう。

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応急処置としてベンジンをつかうの、水でなじませるのははあり。

着物 衿の汚れについて


具体的な汚れの落とし方

水溶性は、水に溶けるものです
油性はベンジンでおとす

汚れを他の生地に移すというやり方をする。乾いたところに移行する性質がある。汚れを拡大させないこがまず一番にすべきこと。
例えば油性のチョコなどがついたら、、、
まず汚れたところをティッシュなどでつまんでとる。そして汚れの裏に当たるところに、ハンカチやタオル、さらしなど、乾いた布を置く。
上からティッシュなどで押さえて、下の布に移す。それでもだめなら、おしぼりを少し濡らしてぐーっと上から押さえる。した布に移行し始めたら、時々した布を新しい場所にしながら、ずーっとうつしていく。最後は乾いた布乾いたタオルなどで上あらおさえて、かわかす。そうしたら、あとは中性洗剤であらう。

水溶性の汚れ・・・
汚れの水分をふき取る。乾いた布を襟の裏に置く。濡れて絞ったおしぼり等で上からおさえる。汚れがした布に移っていく。最後は中性洗剤で10分ほどつけて、あらい乾かす。

化粧品、ファンデーションなどはよくつきやすいので、チョコtといっsよ。
ベンジンが薬局などで売ってる。ベンジンは汚れが浮き上がってくるので、浮き上がったのをふき取る。
揮発性の洗剤なので何回も同じところをやってると色物の色がうすんでくる。痛んでくる。なので、最初は半衿の端のほうで、色が落ちないかどうかテストするとよいでしょう。

ベンジンを器に入れて、染抜き用ブラシ(やわらかい歯ブラシでも)それにベンジンを含ませて、裏に当て布をして、かる〜く力をいれずにブラシを上からトントン布目に合わせて動かしていく。そうしたら、表面をさらしでおさえるが、。。。輪ジミに注意。汚れワンポイントだけにブラシをのせると、ベンジンをのせたとことのせてないところが輪ジミになりやすいので、少し広範囲にしてぼかしていくことが大事。そのあとドライヤーの冷風でベンジンを乾かす。

あとは中性洗剤で洗う。

着物 衿の汚れについて


中性洗剤で洗うとは
正絹の半衿 手洗いの仕方

半衿なので、洗面器などにおしゃれ洗い、絹洗いなどをつかい、洗面器に入れる。お湯は使わない水。お湯だと正絹は縮んだりするので。
洗うからといってこすったりしない。10分ほどつけたら、軽く押し洗いをする。水を何回か取り替えながら。
絞る時も軽く水を切ったら、タオルで挟む程度にする。絞ってしまうとシワがとれずらくなるので、

正絹で刺繍半衿については、家で洗うのは難しい。刺繍と襟の糸の素材が違ったりでちぢんだりするので、悉皆屋さんなどに頼むとよいでしょう。

また色物は一緒に洗わない。どこで色が移るかわからないので。

水溶性で、色素の強いもの、赤ワインや抹茶、果汁はなかなかとるのに作業が必要。素人がとるのは難しいことがある。無理をすると生地をいためることになるので。

半衿だけですとしっかり乾かせる。長襦袢につけたまま半衿も一緒にあらった場合。。。気をつけることは中途半場に乾かさず完璧に乾かすこと。襟には何重も生地が重なっているので、カビが生えてくることがある

クリーニングに出した時も、できれば、袋から出して、ハンガーにかけて乾かしてから保管するのが万全です。
カビが生えてくると、そのお着物だけでなく他のお着物にもカビが移っていく。

洗ってしまう時は完璧に乾燥させることが非常に大切。

着物 半衿が隠れてくる時の対策方法

一番に長襦袢の襟合わせが大切。年齢別に襟の角度が決まったらその延長線上がバストトップにくるようにする。
あとは体型によってかわってきてくる。
半衿のだし加減、着物のきた時の襟のあわせ角度でかわってくる

半衿のだし幅が1.5cmから2cmになるようにだすのがポイント これが理想です

決めた襟元をどう崩さないようにするかが大切。
着崩れの第一原因は、
「胸の補正」胸の豊かな方、ない方は襟が狭まってきたり、広まってきやすい。
補正をしっかりする。

一つ目
ふだんよりうつむきかげんに着付けをするとだめ。姿勢を正しながらつくる。
二つ目
襟合わせのコーリンベルトや腰紐のとめかた
三つ目
衣紋抜きと伊達締めの仕方
4つ
着付けで解決できない襟合わせ

せっかく襟元がきまったのに、コーリンベルトや腰紐のとめかたを間違えると、えりがつまってきたりする。
一番の原因はそこにある。

衣紋を抜いたらきっちり伊達締めをしめないとだめ。コーリンベルトと腰紐だけではずれてくる。

最後の着姿は伊達締めできまる。

それでも着付けの襟がおかしい・・・これはお着物や長襦袢、仕立てに問題がある。サイズのあってないものを着ていることになる。

着物の衿と半衿の幅

襟元クロスにしたあたり
くろすの角度、90度、60度とかいいますが、その先の部分を衿幅という
きれいな衿幅2〜2.5センチ振袖などのフォーマル着物 少したくさんだして華やかにする
1.5〜2センチ 普段着物の場合 年配やふくよかな方も
若いかたやほっそりした方や2~2.5センチ ほっそりしていると、胸元にふくよかさをだしたほうが着姿が美しいので、衿幅を出してゆったりさをだすのがポイント

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